BruceNonの音楽のある部屋
ギターを弾き始めた高校一年の時、中学の同級生だった友人から、彼の高校の同級生でドラムスをやっているという事で紹介してもらっていたけど、1〜2回あった程度で、一緒に活動していませんでした。
ある日 同じ中学から同じ高校に進学した友人からギターを弾ける友人を紹介してもらいました。
友人と紹介された彼とは同じクラスでした。
この日から僕の生活が一変しました。
その紹介された彼と音楽の話しで意気投合し、毎日、彼の家に行きギターの練習をしました。
ただ、ビートルズには興味がなく、流行りのアメリカのハードロックバンド キッス チープトリックのギターを弾いていました。
彼のギターテクニックは抜群で、コードとリードギターも完全コピーに近いくらい弾いていました。
ようやくコードを押さえて弾けるようになった僕とは月とスッポンでした。
彼によく言われました。
ギターうまく弾けないのに、よくバンドを作る気になったね。って。
僕はジョンの影響を受けていて、バンジョーコードでギターを弾き、クォリーメンというバンドを作って活動していた。
そんな事がお宝の本に書いてあったものだから、早くバンドを作りたかった。
バンドを作ってそのメンバーと練習しようと思っていたし、何処かのバンドに入れてもらうのではなく、自分のバンドを作りたかったのです。
でも彼のおかげで僕のギター上達も早かったです。
フォークソングで使うローコードの他にハイポジションコード、ロックで使うコードなど新しい事を次々に教わりました。
Cコードにしても3つの押さえ方があるし、ほかのコードにもあるし、エレキギターにはギターアンプが必要、キッスサウンドにはディストーションエフェクターが必要とかもうたくさん教わり、これまではギターのことの相談相手はギターショップの店員さんでしたが、しだいに彼になっていきました。
音楽面でも流行のハードロックはほとんど聴いていました。
ディープパープル、レッドツェッペリン、イエス、ピンクフロイド、これらのバンドは僕らより少し年代が上で、僕らの世代はキッス、ベイシティーローラーズ、クィーン、エアロスミスなどでした。
あとはエリッククラプトン、ジェフベック、ヤードバーズ、ローリングストーンズ、キンクス、などたくさんありましたが、いろいろ聴いていくうちに僕のお気に入りはビートルズ、ローリングストーンズ、レッドツェッペリン、キッスの4バンドになりました。
僕の好きなバンドと彼の好きなバンドの共通はキッスだったので、キッスサウンドを練習し、のちのバンドでキッスをやることになりました。
キッスは僕らに影響を与えました。彼もキッス初来日コンサートにも行ってエレキギターを買っている。
憧れのバンド キッス
キッスの魅力はあのステージーパフォーマンス、サウンド、曲のメロディーラインでした。
当時流行っていたロックバンドの中でもこのバンドは消えないで、ずっと残ると思っていました。
その勘は当たり、キッスは今でも現役です。
キッスはむずかしいテクニックは使わないサウンド自体もストーレートのロックンロールです。
彼らがレコーディングで力を入れたのは4作目のデストロイヤーではないでしょうか。オープニングのドライブをしている雰囲気と最後の車の爆発音まで見事な効果音で仕上げています。
デトロイトロックシティでしたか、大ヒット曲が収められてるアルバムです。
ポールスタンレイはリズムギター&ボーカル、彼はキッスのメロディメーカーであり、ヒット曲のほとんどは彼が手がけています。
ジーンシモンズはベースギター&ボーカル、彼はキッスのリーダーで、バンドをまとめています。
彼の曲もなかなかです。
ポール同様、ジーンも音楽にはシビアで妥協が無い、レコーディングでも何回も録り直しが行われたとか。
ベートーベンが好きでキッスサウンドにも取り入れていると思います。
あと血を出したり、火を噴いたりのパフォーマンスも見事です。
怪獣ゴジラからヒントを得たという有名なエピソードもあります。
ピータークリス、ドラマーですね。
僕はドラムのことはよくわからないですが、なんとなくツェッペリンのドラマー、ジョンボーナムの影響を受けている気がします。
最後はエースヒューレイ、キッスのリードギタリスト&ボーカル、彼は初めはボーカルをとりませんでしたが、自作のショックミーから歌い始めました。
彼のギターはロック少年達に影響を与えた一人とされ今でも愛されています。
ワンパターンフレーズとか言われていますが、僕はメンバーチェンジしたほかのメンバーよりエースのギターこそ本物のキッスサウンドだと今でもそう思っています。
話しがそれましたが、キッスのオリジナルメンバーの話をしました。
これ以上お話しますとキッスストーリーになってしまいますので。
さて、BruceNonのお話に戻りまして、僕は彼より先に知り合っていた、先ほどお話しましたドラマーの彼に電話をしまして、ギターが一人見つかったから、これでバンドが出来ると呼びかけ、3人でバンドを結成しました。
この時点ではベースギター無しでしたが、まずは3人で音を固めながらメンバーをさがしていくことにしました。
ほかの2人は裕福に見えました。
ギターの彼は僕よりも前からエレキギターを持ってましたし、ドラムの彼も家にドラムセットを持っていました。
高校生だからみんな両親から買ってもらったのですけど、うちみたく厳しくないのがなんか当時はうらやましく思ったりしました。
うちはギター欲しいからと言って、はい、いいよ。はまずなかったし、かなり言い続けました。
で、初めに与えてくれたのが人からゆずってもらったクラッシックギターでしたから。
当時、ドラムセットを持っているのは貴重で、叩けても持っていないのが大半でした。
ドラムを持っていれば、どこかで演奏も出来る、そうゆう魅力がありました。
ベースがいない形でも、やっと念願のバンドが組めた。バンドリーダーは創立者の僕がやりました。
ここで学習したのは、バンドを引っ張っていくのは楽器の上手い下手じゃない、みんなを引っ張っていく力なんだと。
自慢じゃありませんが、僕はこの2人から信用されていてバンドのリーダーは君だよと推薦してくれたので自信を持ってバンドリーダーをやりました。
ベースギターのいないバンドができて一年はこの状態で活動しました。
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